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こんにちは。
残暑が続き、まだ若干夏バテ気味のmiraiです。
本日は、岡田麿里先生作品の最新作映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の感想を書いていこうと思います。
※この記事はネタバレが含まれる可能性があります。ご了承の上閲覧下さい。
『とらドラ!』、『true tears』、『花咲くいろは』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『凪のあすから』等の脚本家で知られる岡田麿里先生の作品です。
原作小説が2023年6月13日にKADOKAWAの角川文庫より出版されており、2023年9月15日(金)にアニメーションスタジオMAPPAより映画化されました。
菊入正宗14歳。彼は仲間達と、その日もいつものように過ごしていた。
すると窓から見える製鉄所が突然爆発し、空にひび割れができ、しばらくすると何事もなかったように元に戻った。しかし、元通りではなかった。
この町から外に出る道は全て塞がれ、さらに時までも止まり、永遠の冬に閉じ込められてしまったのだった。
映画「アリスとテレスのまぼろし工場」|maboroshi 公式HPより
秩父が舞台のアニメ三部作「空の青さを知る人よ」「心が叫びたがってるんだ。」 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と同様に、岡田麿里先生ワールドを100%感じれる内容になっていました。
岡田麿里先生の映画作品の中だったら本作が一番好きですね。
ストーリー、映像、音楽、声優の演技、話のテンポ感など、どれを取っても素晴らしく、特にヒロイン役を演じた上田麗奈さんの演技力に感動しました。
別作品ですがグリッドマン・ユニバースでも上田さんの演技良かったですよね。
- 世界観や設定
- 岡田麿里先生ならではのセリフ
- キャラクターの心情に合った演出
私自身が同じ季節や時を繰り返したりする作品が好みというのもありますが、ループ世界の設定やファンタジー要素のある作品はやはり見応えがあります。
嫌い、臭い、雄などのセリフは他作品ではあまり聞いたことがないですが、岡田麿里先生が携わっている作品はこういったネガティブ要素を含むセリフもストレートに表現されている点が、岡田麿里先生ワールドの魅力の1つだと思います。
勿論、その逆の好きという感情もしっかりとド直球にオブラートに包むことなくハッキリと言い放つので、かなり心に響きましたね。
特にクライマックスシーンの睦実が五実に言い放つセリフはオーバーキルでしたね。大泣
本作品の最大の見所で根幹に関わるので詳細は省きますが、キャラクターの心情に合った演出が見入りましたね。
小説には小説の良さがあると思いますが、本作に関してはやはり映画で見るべき作品のように感じます。
特に岡田麿里先生の過去作品を追っている人には堪らない出来でしたので、岡田麿里先生ファンは是非見て欲しいですね。